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センサーサイズの違い

      2015/07/06

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Photo by Flickr

 

デジタルカメラの「画質」を決める上で重要な要素はいくつかありますが、その中でよく引き合いに出されるのが「画素数」です。

家電量販店の店頭などでは「****万画素搭載の最新機種!」「驚愕の****万画素!」みたいに、画素数の大小で写りの良さを謳ってますよね。

でも、プロ用として売られているカメラ(Canon 1D,Nikon D4sなど)の画素数は1600万画素程度、逆に最近のコンデジなどは1600万画素なんてザラですし、スマホでも2000万画素のものが登場してます。

単純に画素数だけで比較すると「プロ機<コンデジ・スマホ」という話になってしまいます。これって本当なんでしょうか?

 

実際は、画質の良さをを決めるのは主な部分はセンサー(撮像素子)のサイズなんです。

(その他にもレンズ、画像処理エンジン、画素数などがありますが)

 

画質を決めるのはセンサーの大きさ

実は「画質」を決めるのは画素数の大きさよりもセンサーサイズの大きさ

以前も書きましたが、デジタルカメラはセンサーから得られる光の情報を変換して画像として見ています。

ですので、光を受けるセンサーが大きいほど、1画素当たりに得られる光の情報が増えます。

畑を例に考えてみる

ここでちょっと例を1つ。

センサーを畑、1000画素をスイカ1000個と考えると、

大きい畑(=センサー)で養分(=光)がいっぱいの環境で育ったスイカ1000個(=1000画素)と

小さい畑(=センサー)で養分(=光)が不足した環境で育ったスイカ1000個(=1000画素)を比較すると

スイカ1個(1画素)当たりの美味しさ・質(画質)は大きい畑の方が良くなってきますよね。

 

上手い例えになっているかは怪しいですが、画質の良さはセンサーサイズに依存すると考えてもらっていいかと思います。

ただし、メリットもあればデメリットもあります。

簡単にまとめてみると、

メリット

◎階調豊かな色彩表現が可能になる

◎暗い場所でもノイズが出にくい

⇒画質がいい

◎使用するレンズによっては大きなボケが表現できる

デメリット

×機材の値段が高い

×機材が大きくなる、レンズも合わせて大きくなる

 

コンデジやスマホはセンサーサイズやレンズを小さくしているため、画質という面ではどうしても劣りますがその分、小型・軽量で携帯性が優れていますよね。ようは上手に使い分けるのが大事なんだと思います。

ただ、最近のスマホやコンデジの性能には目を見張るものがあり、正直PCやスマホで見る分にはこれで十分なんじゃないかと感心させられます。

 

センサーサイズの比較

以下に、センサーの大きさを比較してみました。

センサーサイズ

中判

現行のデジタルカメラの中で最も大きいサイズのセンサー。ペンタックスの645Dや645Zが挙げられます。

645Dは4000万画素、645Zは5140万画素とかなり高画素仕様となっていますが、センサーサイズが大きいため階調豊かで色再現性にすぐれた画質を実現できています。

ただお値段も素晴らしく645Zにいたっては70万円を超えます。。普通ではちょっと手が出せない値段ですね^^;

 

フルサイズ

上記の中判モデルと同様、プロ機に搭載されている35mmサイズのセンサー。フィルムカメラのサイズを元にしています。

少し前までは「フルサイズ=プロ機」みたいなイメージがあった(と思っている)んですが、最近では各メーカーからフルサイズのエントリー機なども続々出てきており、ちょっと頑張ればカメラ初心者でも手の届く価格帯、操作性になってきているかと思います。

センサーサイズが大きいため、階調豊かで高感度耐性も非常に優れています。

Nikon

D4s, D810, D750, D610

Canon

EOS 1Dx, 5D MarkⅢ, 6D

SONY

α99, α7シリーズ

APS-C

一眼レフの中で広く普及しているセンサーサイズ。エントリーモデルからハイアマチュア向けの中級機に使用されています。フルサイズよりもセンサーサイズは小さくなりますが、普段使う分には十分な画質が得られ、機材も小型・軽量で携帯性に優れています。フルサイズに比べるとコストも抑えられますし、カメラを始める人はここからスタートする人も多いかと思います。最近は一眼レフに限らずミラーレスにも搭載されています。

Nikon

D300s, D7100, D5500, D3300

SONY

α77, α6000, NEXシリーズ

PENTAX

Kシリーズ

FUJIFILM

X-T1, X-A2, X-Pro1

 

APS-C(キヤノン)

APS-Cの中ではキヤノンだけ少しサイズが違います。

Canon

EOS 7D MarkⅡ, 70D, Kissシリーズ, Mシリーズ

マイクロフォーサーズ

ミラーレス一眼で広く普及しているセンサーサイズ。オリンパスやパナソニックが使用している規格です。

フルサイズが35mm × 24mmに対し、このセンサーが17.3mm × 13mmと実質約半分の大きさ。その分、小型化できるため「女性向け」カメラとして売り出されています。オリンパスのPenやパナソニックのLumixがその代表です。

OLYMPUS

Penシリーズ

Panasonic

LUMIX DMCシリーズ

 

1型

Nikon1やSONYのRX100シリーズで採用されているサイズ。Nikon1はミラーレス一眼ですが、SONYのRX100はコンデジに分類され、最近ではこういった「高級コンデジ」も人気があるみたいです。この大きさまで来るとポケットに入れて持ち運べるサイズなので、サブとして一台ほしいサイズです。

Nikon

Nikon1シリーズ

Canon

Power Shot7GX

SONY

RX100シリーズ

 

あとは、1型以下がコンデジといった流れになります。センサーサイズは各メーカー様々。

 

まとめ

いかかでしたでしょうか?基本的にはセンサーの大きさが写りに影響してきますが、それが全てではないかと思います。画素数によっても写りの良さは変わってきますしカメラの特性も変わってきます。

センサーサイズが同じでも画素数を小さくすることで高感度耐性が上がりますし、逆に画素数を大きくすることで高精細な画像を得ることができます。

初めてカメラを購入する際は、画素数などに目が奪われがちですが是非センサーサイズなども参考にされるとまた違った視点でカメラ選びができるかと思います。

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Hideki Mizuta
現在東回りで世界一周中。旅をしながら写真とWebを学んでいます。 旅ブログ→【Meet Source Trip】http://meetsourcetrip.com

 - デジタル一眼レフの基礎

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