写真とカメラと旅の振り返りブログ「Travel Hackerトラベル・ハッカー」

プロが写真について考えている100こと・Part2

      2015/02/04

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今回も前回の続き「プロが写真について考えている100のこと」を書いていきたいと思います。

これは、アメリカ、ロサンゼルスを拠点にストリートフォトグラファーとして活動しているEric Kimさんの記事の中から気になったものをピックアップして独断と偏見で解釈してみたものです。

僕は約1年間世界を回って写真を撮り続けているのですが(現在も旅の途中です)、この記事の中で「あー、確かにそうだな」と実体験ベースで納得したものをピックアップしています。忘れてしまわないうちに備忘録として書き留めたいと思います。

前回は10個まとめたので今回は11から。

 

11.少なくとも2つバックアップをとっておくこと。戦争での、2は1、1は0という考え方と同じ。

DSC_3473

旅中での撮影で最もよく言えることなのですが、海外を旅しているとよくカメラの盗難や強盗に遭ったという話を良く聞きます。

もちろん、自分の命を守る事が第一優先ですが、その次に大事なのは「データ」です(写真に関して言えば)。

正直、どんなに高価なカメラやレンズを盗まれたとしても、もう一度買えばいいだけの話です。その時はかなり凹むと思いますが、お金さえかければ購入できるもの。

しかし、「データ」は違います。様々な場所で撮った思い出の写真、お気に入りの写真。こればかりはどんなにお金を積んだところで返ってくるものではありません。

僕は、外付けのハードディスクへ保存とは別に、Web上の無料ストレージを使ってバックアップを取っています。

Dropbox 2GBまで無料

Google  Drive 15GBまで無料

ADrive 50GBまで無料

基本的にRAWで撮影し気に入ったものをJPEGで書き出しWeb上に保存。本当に大切なものはRAWでも保存しています。

手遅れになる前にデータはきちんと管理しましょう。

 

12.ネックストラップはやめて、ハンドストラップを使うこと。

写真 2015-01-31 14 45 28

これは意見が分かれるところだと思いますが、僕は賛成。現にハンドストラップを使用して旅を続けています。

僕がハンドストラップを使う理由を挙げると

・首からかけた状態だと歩く時にブラブラ揺れ動く。結局手で押さえておかないといけない。特に、気を抜いていると機材をどこかにぶつけてしまう。トレッキングの時なんかは特にそう。

・シャッターチャンスを逃す。これが一番大きいかも。すぐにシャッターを切れるように常に手に持っています。

・首が疲れる。重たい一眼レフを長時間首にかけていると案外疲れるんですよね。

 

ただずっと手に持っておくのも大変なので、僕はどうしているかというと

写真 2015-01-31 15 12 26

上の写真みたいにカラビナを使ってリュックのベルトの所に引っ掛けています。肩の下辺りにぶら下がるイメージです。フックとカメラの距離が近いため、多少動いても安定していますし、トレッキングや両手を使いたい時などにぱっと引っ掛けて、取り外しも簡単。

まぁ、こんなのやっている人は見た事ありませんが、僕はかなり重宝しています。このためにフックをかけれるカメラリュックを選びましたし、ハンドストラップとの相性も抜群。

興味がある人は是非試してみて下さい。

 

13.被写体に近づくこと。大抵の場合、その方がいい写真が撮れる。

DSC_6272

人物、風景、どちらの場合にも効果的だと感じます。

例えば、人物撮影の場合。異国の地で人物撮影をするのは簡単ではないですよね。写真を撮られるのを嫌がる人は多いですし、実際自分だって知らない外国人から勝手にパシャパシャ撮られるのはいい気持ちがしないと思います。

だからと言って、遠くから隠れて撮ってもやっぱり良い写真にはなりにくいです。何かテーマを持って、あえて望遠で狙って撮るならいいのでしょうが、ただ「遠くから撮る」だけだとその場の空気感が失われてしまいます。

人物を撮る時は現地の人とのコミュニケーションは必須になってきますね。

DSC_2602-2

風景の場合でも同様かと。例えば、紅葉の時期で山の色づきが変化している部分を切り取るなら望遠レンズを使って遠くから狙えばいいのですが、臨場感や迫力ある写真を撮りたければギリギリまで寄って広角レンズを使用した方がいい写真が撮れると実感しています。

 

14.撮影中はその場の一員となること。傍観者にはなるな。

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街中での撮影は特にそうです。現地の人々の自然な姿を撮りたければ、その場に溶け込み自分も一員となっている事が大切です。

現地の人に「写真を撮らせてもらってもいいですか?」を声を掛けて撮るのもいいですが、僕としてはそれは「自然」ではないな、と感じます。

また、祭りの時など皆が楽しいんでいるところに一人だけ無言で黙々と撮り続けるのも、他の人からしたら気になりますよね。

撮るだけでなく、その場の一体となって楽しむ事も大切なことだと思います。

 

15.かがむ等して目線を下げて写真を撮ること。大抵の場合、その方がより面白い写真が撮れる。

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1年も旅をしているので色んな場面で色んな被写体を撮りましたが、これは人と違った写真を撮る上でかなり重要だと感じました。

自分の撮った写真を見ながら「何かつまらないよなー」とよく考えてた時期があって、その答えを見つけるべく色々なプロの写真やコンテストの入賞作品を見て研究していました。

そしてその中で気づいた、自分の写真との決定的な違いは「目線」だったんです。

普段多くの人が見ている目線で写真を撮ってもそこに「面白み」を見いだすのはなかなか難しいです。だって皆さんがいつも見ている光景ですものね。

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しかし、例えばそれを「子供と同じ目線」に変えることで普段とは違った面白みのある写真になります。大人になると子供を上から見下ろす事はあっても、同じ目線、はたまた下から見上げることはそうないからです。

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動物を撮る時なんかもそうです。出来る限りかがんで撮ってみる。そうすることで普段とは違った面白みのある写真が撮れるかもしれません。

 

16.技術的な心配をするよりも、フレーミングや写真の構成に注視すること。

技術ももちろん必要ですが、フレーミングや写真の構成こそがその人の「個性」「クリエイティビティ」だなと感じます。

同じ場所でも撮る人が違えば出てくる写真も違います。かのスティーブ・ジョブズもクリエイティビティとはただの「組み合わせ」で、それは創るというより、新しい組み合わせを見つけるだけの事と定義しています。多くの写真を見て、多くの場所を訪れて自分の引き出しを増やす事が写真に限らず、どんな場面においても大切な事ではないかと思います。

 

17.機材にあるロゴを黒いテープ等で隠してしまうこと。これによって自分があまり目立たなくなる。

写真 2015-01-31 17 20 20

これは僕も実際にやっています。

カメラを盗む人は、どれが高いカメラかをちゃんと知っています。そして道を歩きながら見てるんです(多分)。

なので、自分で出来る最大限の防犯対策としては、

・危険な地域、治安が悪い地域では極力カメラを出さない。一眼レフなど大きいカメラは特に。

・機材のロゴや型番はテープで隠す。

・わざとガムテープなどを貼り、「ボロボロのカメラ」だということをアピールする。売ってもお金にならなそうなカメラを盗もうとはしませんよね。

日本国内だったら大丈夫かもしれませんが、海外、特に治安の悪い場所などは十分な注意が必要です。

 

18.明るい日中に撮影する場合は、常に露出少なめ、2/3程度で撮影すること。

これは次回からやってみようと思った項目です。

おそらくこれは、RAWでの現像を前提に書いていると思うのですが、現像においてリカバーが難しいのが過剰露出の「白とび」。

天気のいい日に撮ると空が真っ白になった経験はないでしょうか?あまりにも光りの量が多過ぎてカメラ側が色を「白」と認識してしまう現象です。

「白とび」は、ある程度だったら撮影後の編集でリカバーできますが、やはり限界もあります。

僕も良くこの「白とび」で悩まされるので次回から実践してみたいと思います。

 

19.撮れば撮るほど、上手くなる。

これはどの分野においても言えること、なので説明不要ですね。

野球でも素振りをすればするほど、ヒットを打てる確率は上がるでしょうし、バスケでもサッカーでもそうです。

もちろん何も考えずにただ繰り返すだけでは身に付いていきませんが、あるテーマや目標を持って繰り返し反復する事で頭で考えるよりも体が覚えてくれるようになります。

写真も同じだと思うので、とにかく撮り続ける事が大事なのでしょう。

 

20.ベストの1枚だけを人に見せること。

この考え方も納得ですし、現にそうしてます。

うーん、ちょっと上手く説明できないかもしれませんし、見当違いかもしれませんが。

物事ってシンプルであればあるほど「伝わりやすい」と思うんですよ。例えば、iPhoneを例に考えてみても、実際iPhoneって説明書なんてないし見なくても大体使えますよね?あれは、開発者がユーザビリティ(使いやすさ)を考えに考え抜いた賜物なんです。無駄をトコトン削ぎ落として残ったものは伝えたい芯の部分だけ。だからこそ、これだけ多くの人に選ばれる証拠でもあると思います。

写真も同じで、ある場所に撮影に行ってその場の雰囲気を伝えたければ、本当に価値のある1枚だけを見せた方がより伝わり易い、より心に響くのではないかと思います。「あれもこれも」と思って色々選んでいると本当に伝えたいメッセージの濃度が薄まる一方じゃないかと。

まぁ、見る側としては「沢山見たい!」と思う人も多いでしょうが、もし撮り手として何か伝えたいメッセージがあるなら、公開する写真は出来る限り少ない方がいいのではないかと思います。

 

まとめ

今回も思ったことをつらつらと書いていきました。

これは現時点での考え方なので、数ヶ月後、数年後にはまた変わっているかもしれません。「あの時の考え方はまだまだ甘かったな」と思って見返すのも面白いかと思っています。写真が好きな人にとって何かの参考になれば幸いです。

今の段階で100個の内おそらく半分もカバーできていないので、また気になったのがあればピックアップしてメモしていきたいと思います。

 

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Hideki Mizuta
現在東回りで世界一周中。旅をしながら写真とWebを学んでいます。 旅ブログ→【Meet Source Trip】http://meetsourcetrip.com

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