写真とカメラと旅の振り返りブログ「Travel Hackerトラベル・ハッカー」

プロが写真について考えている100こと・Part1

      2015/02/04

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今ではスマホやタブレット端末、ゲーム機など様々なデバイスにカメラ機能が付き、誰もがカメラマンになれる”1億総カメラマン時代”に突入しているわけですが、そんな中”プロ”と呼ばれている人たちは何を考えながら写真を撮っているのでしょうか?

今回はアメリカ、ロサンゼルスを拠点にストリートフォトグラファーとして活動しているEric Kimさんの記事の中から気になったものをピックアップして独断と偏見で解釈してみました。あくまでも僕個人の考えです。

これから数回に分けてご紹介していきたいと思います。

 

1.高価な機材を使っているからと言って、腕のいいカメラマンとは限らない

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これは、例えばFlickrやYour Shotなどの”どんな機材で撮影したのか”が記載されている写真共有サイトを見て頂いたら分かるのですが、「この写真凄くいい!」と思ったものでも、必ずしも高価なカメラを使っているわけではありません。

今はエントリークラスのカメラでも以前と比較したらかなりハイスペックになっていますし、スマホやPCで見る分には十分過ぎると感じます。

高価な機材は「いい写真が撮れる確率が上がる」だけで、「いい写真が撮れるようになる」わけではないことを理解しておかなければいけないのかもしれません。

 

2.常にRAWで撮影すること

これは写真を保存する際のファイル形式の話ですね。おそらくほとんどの場合はJPEG(ジェイペグ)というファイル形式で保存しているかと思いますが、今後写真をトコトンこだわっていきた!という人や世界的なコンテストに挑戦したいという人には必須の項目になってくるかと思います。

 

最初にRAWとJPEGについて簡単に説明すると、

RAW(ロウ)とは、レンズを通ってカメラのセンサーに入ってきた光の情報を全て記録した状態のもの。その名の通り生(RAW)データです。このため、一般的に使用しているJPEGに比べデータ容量は3倍近くになります。

一方JPEG(ジェイペグ)とは、レンズを通ってカメラのセンサーに入ってきた光の必要な情報だけをカメラ内部で編集し、色々な機器で見れるように変換したものです。例えば、人の目では分からないような光りや影の情報はカメラ内部の画像エンジンで削除し、その分データ容量を軽くするといった感じです。

 

つまり、この2つの違いが大きく関わってくるのが撮影後に写真を編集する場合です。

上で述べた通りRAWは全ての情報を記録してるため撮影後、明るさや彩度を調整する時に画像を劣化させることなく仕上げる事ができます。

一方JPEGは保存時に必要なかったデータを削除しているので、後から影の部分を明るくしたり、彩度を上げたりすると画像の劣化を引き起こします。

ですので、後から画像の編集を考えている場合はRAWでの保存が最適ということになります。

このRAWでの編集のことを一般的に「現像」というのですが、僕は風景などを「できるだけ見たままに近づける」場合やコンテストにチャレンジしていく場合にはこの「現像」という行為は必須だと考えています。

 

撮影後の画像の編集に関しては様々な議論があると思いますが、そこはその人の感性であり表現方法の1つなのでそもそも議論にならないと思いますが、1つ言えることは、どんなにカメラの性能が優れていても人間の目には敵わないと言うことです。目で見た時は細部まで見えていたのに、写真で見ると影で黒くつぶれてイメージ通りの写真になっていなかったという経験はないでしょうか?

これは人の目とカメラの性能の違いで、この違いを限りなく近づけるのが「現像」という作業だと思います。

 

また、JPEGで撮ったそのままの写真(通称:撮って出し)=実際の風景(色)との意見もありますが、これはあくまで使用しているカメラメーカーが作った絵であり、実際の風景とは異なる部分があります。例えば、同じ風景でもニコンのカメラで撮った写真とキャノンのそれで撮った写真では色の鮮やかさなどが多少異なると思います。これは画像エンジンでの絵作りの考え方がカメラメーカー各社で違うからです。

 

「RAWで撮影する」という説明に関してちょっと長くなってしまいましたが、写真についてこだわればこだわるほど、「色」「空気感」「解像度」に高いレベルを求るようになりますし、コンテストでも求められてくるのはこの部分かと感じます。

もちろん全てRAWで撮影しているとデータ量が凄いことになってしまうので、普段はJPEG、大事な場面ではRAWで撮影するなどその場に応じて使い分けて行くのがいいかもしれませんね。

 

RAWに関してはこちらのサイトを参考にさせて頂きました。

http://photo-studio9.com/photo-cooking/

http://nullnull.hatenablog.com/entry/2013/11/09/204019

http://diji1.ehoh.net/contents/raw.html

 

3.単焦点レンズでの撮影は、腕磨きになる

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これも大切なことだなと思いました。

これについては、NAVERまとめで説明されていたので参考にしていきたいと思います。

まず最初に単焦点レンズとは何かと言うと

焦点距離が固定されたカメラのレンズのこと

単焦点レンズ とは – コトバンク

つまり、便利なズームレンズとは違い被写体(撮りたいもの)との距離を決める時は自分で動かなければいけません。これだけ聞くと不便に感じてしまいますが、その分メリットもあります。

 単焦点レンズは一定の焦点距離でじっくり撮ることが出来、また開放値の明るいレンズが多く、ボケの表現などが容易に出来ます

CLUB Panasonic

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単焦点の大きな特徴としては、「ボケ」を表現できるところにあります。「ボケ」は被写体をはっきりと強調したい場合やごちゃごちゃした背景をスッキリさせたい場合に有効で、これを使うだけで簡単にプロのような写真が撮れたりします。

また、「明るい」と言うのも非常に大きなメリットです。例えば、室内で動き回る子供を撮りたい場合。室内などの暗い場所では開放値(F値)の小さいレンズを使用することでフラッシュなしでも手ブレすることなく撮影することが可能になります。

単焦点レンズを使い、そのレンズ、画角でしか撮れないものを撮る。そうやって、レンズの画角によって世界観、撮れるものが違うことを知る

単焦点レンズで撮る理由

そして何より大切なのが、自分の足で被写体との距離を測ることによって「レンズの画角」を覚えるということ。

 良い写真が撮れないのは、あと半歩の踏み込みが足りないからだと言ったのは、ロバート・キャパだと思うが、その半歩をズームで調整してしまうと迫力ある写真が撮れない

単焦点レンズの魅力

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臨場感、迫力のある写真を撮るには被写体との距離を体で覚えておく必要があります。

「本当はもっと広角で、あるいはもっと望遠で撮りたい」という場合でも、そのレンズで何とか撮らざるをえないとなると、自分が動きまわり、従来撮ったことがない距離やアングルで撮ることになる。そうすると固定観念を超えて、そのレンズの撮り方を身につけることができる

単焦点レンズの魅力

自分が動き回ることで撮影の幅も広がるという、カメラ初心者にはうってつけのレンズが単焦点レンズなわけです。

僕自身も単焦点レンズを購入したことで撮る楽しさを覚え、どんどん写真の世界にのめり込んで行きました。

 

以下に初めて単焦点レンズを購入する場合に最適なレンズをご紹介したいと思います。メーカーはニコンとキャノンのAPS-C対応(一部フルサイズ対応ですがAPS-Cでも使用可です)のものです。

Nikon

・35mm F1.8 23,000円くらい

 

 

・50mm F1.8 18,900円くらい

 

 

Canon

・50mm F1.8 8,990円くらい

 

 

・28mm F1.8 28,000円くらい(シグマ製ですが純正だと6万近くになるので最初はこちらが現実的かと)

 

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Hideki Mizuta
現在東回りで世界一周中。旅をしながら写真とWebを学んでいます。 旅ブログ→【Meet Source Trip】http://meetsourcetrip.com

 - 撮影テクニック

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