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覚えておきたい写真の基本構図:交点、黄金比を上手く取り入れよう

   

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前回は写真を始める上で覚えておきたい基本の構図についてまとめていきました。

今回はそれらを使った応用と、前回紹介していなかった新しい3つの構図について書いていきたいと思います。

 

三分割した交点に被写体を置く

三分割交点

写真を縦横、三分割にした時に得られる交点に被写体を置くことで、見ていて気持ちのいい、安心感のある構図になると言われています。

 

33

出典:ACTZERO

 

この手法は古くから使われていて、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」はまさにそのお手本。各交点に波と富士山を配置しています。この「見ていて気持ちがいい、安心感が生まれる」というのは、交点の位置が比率の中で最も美しいと言われている「黄金比」に近いことに起因しているそうです。

実際に自分の写真でどれが当てはまっていたか見てみます。

 

DSC_1589

三分割交点3

アイスランドの氷のビーチで撮った氷塊はちょうどこの手法に当てはまっています。

氷塊が手前の交点に、そしてビーチ:夕焼け=2:1になっているためどことなく収まりがいいのかもしれませんね。

 

DSC_2276

三分割交点4

こちらもアイスランドでの写真。画像のトリミング処理で交点が馬の目のところにいくようにしました。

何かの本で読んだのですが、動物撮影は「目」が命、いかに目を生き生きと表現するかが鍵になってくるみたいなことが書いてあったので、参考に収まりのいい交点に配置してみました。

ということで、三分割構図を用いる時は、この交点は意識することを心がけましょう。

 

黄金比を取り入れる

黄金比

先ほども少し出てきた「黄金比」という言葉。今度はこの言葉について詳しく見ていきます。

黄金比とは

黄金比とは近似値が1:1.618となる比率で、古代ギリシャから伝わる最も美しい比率とされています。「神の比」なんて言われていたんだとか。この長方形のことを「黄金長方形」と呼び、名刺やスマートフォンの画面サイズなどにも使われています。

また、自然界でよく見られる「フィボナッチ数」の数列や「植物の成長過程」でもこの黄金比が見られ、ひまわりの種の数(右回りと左回り)、松ぼっくりのかさ、オウム貝の対数螺旋などがその例です。

その他にも、

Mona Lisa

出典:SUECCO

 

モナリザや、

 

tumblr_log1kaznhc1qa5xkwo1_1280

出典:SUECCO

 

Appleのロゴマークにも使われてるんです。ほんと、こういうのを知るとデザインって凄いなと思います。

これを写真の世界に取り入れることで、気持ちよさや安心感といった印象を与えることができるというわけです。

 

黄金比2

自分の写真に当てはめてみると、キューバで撮影したクラシックカーが当てはまるかと。

一番手前にきているクラシックカーのフロント右(こちら側から見て)を中心に、フロント左、背景の建物の角が曲線上にあるかと思います。

撮影中にイメージするのはなかなか難しものですが、こういうことを知っておくだけでも物の見方が変わってくるかもしれませんね。

 

僕も今回調べてみて、感覚的だった部分を理論的に理解することができました。

三分割の交点や黄金比を取り入れるのは非常に有効な手段ですので、是非撮影に取り入れてみて下さい。

 

ここからは、前回紹介した基本の構図以外を少し紹介していきたいと思います。

 

額縁構図

額縁

周囲を囲むことで、被写体を強調する構図。ただ被写体を写すだけでなく、周りにある建物や光などを意識しておく必要があります。

 

DSC_3342

額縁2

あまりいい参考にはなっていないかもしれませんが、水車を枠と考え被写体を強調してみました。

この他にも建物の窓や電車の窓などが使いやすいかと思います。

 

放射線構図

放射

ある一点を基準に奥行きを出したい時に有効な構図。

 

DSC_4472

例えばこのトロッコ列車。

放射2

カーブに差し掛かっている時に撮影したことで、写真に奥行きが生まれ、周囲の風景と相まって躍動感が出てきます。

 

トンネル構図

トンネル

手前にあえて障害物を置いたり、周囲を暗くすることで目線を意図した場所に誘導する構図。

 

DSC_5501

 

手前に木の幹と枝葉を置いて周囲を覆い隠すことで、奥に座っている老人へと目線の誘導を行ないます。この場合、手前に落ちている落ち葉の色も暗い褐色なのでより一層引き立ててるかと。

 

トンネル1

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

以上が、僕がこれまでに学んだ構図に関する知識です。もちろんカメラを始める前にしっかり覚えた、というわけではありませんし、何となくで撮っていたら思いのほかハマっていたというのも沢山あります。

まずは自分の好きなアングルや構図から1つずつ覚えていけばいいかと思います。また新しい構図を身に付けたら記事にしていきたいと思います。

 

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Hideki Mizuta
現在東回りで世界一周中。旅をしながら写真とWebを学んでいます。 旅ブログ→【Meet Source Trip】http://meetsourcetrip.com

 - デジタル一眼レフの基礎

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