写真とカメラと旅の振り返りブログ「Travel Hackerトラベル・ハッカー」

覚えておきたい写真の基本構図5つ

   

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前回ご紹介した「絞りシャッタースピードISO感度」といった基本的な知識を身につけると、「今日は絞りを開いて背景をボカしてみよう」とか「シャッタースピードを長くして川を流して撮ってみよう」など写真を撮ることが今まで以上に楽しくなってきますよね。

これは今までコンデジでは味わえなかった楽しさかと思います。

ただ、僕もそうなのですが「綺麗には撮れてるけど何かパッとしないな〜」って思うことが良くあるんです。

正直、一眼レフを使えば「綺麗な」写真は撮れます。エントリーモデルでも十分過ぎる性能です。そりゃ高いお金払ってますもんね。でもプロの写真とは何かが違う。プロの写真は「綺麗!」という以上に「何かいい!、よく分かんないけど何かいい!」みたいな感覚なんです。

じゃあ、「いい」写真って何が違うの?

もちろん「いい」の基準は人それぞれかと思いますが、僕の中では

  • 何を伝えたいのかがハッキリしている
  • パッと見た時になんとなく落ち着く、しっくりくる

主にこの2つが「あっ、いい写真」って思う瞬間です。すごく感覚的な部分が大きいですが、これこそが構図からもたらされるものかなと思ってます。

ということで、今回は構図について勉強した事をまとめてみます。

 

日の丸構図

日の丸構図

被写体を中央に置く最も基本的な構図。シンプルなように見えて何気に一番難しい構図でもあります。

 

DSC_7821

写真を撮るんだから「そりゃメインは真ん中でしょ!」って気持ちにもなりますが、この構図の難しいところは被写体を写真の真ん中に置くと写真のほとんどの面積を被写体で占めてしまい、周囲の雰囲気が伝わりにくかったり、動きのない退屈な写真になってしまいがちなんです。

 

ただ、だからといって「日の丸構図はダメ」というわけではなく、被写体との距離感をうまく調整してやればいいのではないかと思います。

例えば、これはあくまで僕個人の意見ですが、

DSC_6276

もう「これでもか!」ってくらいズームして撮るとか、

 

DSC_8473

周りの雰囲気をできるだけ殺さずに、でも被写体が認識できるくらいの距離感で撮るとか。自分なりに工夫してみるといいかもしれません。

僕もこの構図でなかなか上手くいった試しがないのですが、「日の丸」という日本人の中に潜在的にあるイメージ。

なんとか上手く使いこなしていきたいものです。

 

三分割構図

三分割

写真において最も基本的な構図と言われている三分割構図。構図について勉強するなら、まずはこの構図からスタートするのが王道みたいです。

横、もしくは縦を三分割にし、そこに空、建物、大地などを当てはめていくやり方です。

例えば、これまで撮った写真を見返すと、

DSC_7614

この写真なんかはちょうど三分割されていました。

 

三分割1

ご覧の通り。これはウユニ塩湖での写真ですが、塩の大地、雲、青空が三分割されています。

 

DSC_0978-2

こちらは、アルゼンチン・パタゴニア地方にあるフィッツ・ロイ。

 

三分割2

空、山、紅葉が三分割されているかと思います。

それぞれを綺麗に三分割するだけでなく、もし綺麗な青空を強調したかったら空:大地=2:1にするなど色々バリエーションがある構図だと思います。

このような横線はカメラのグリット機能で撮影中でも表示させることができるので、意識しながらやってみるといいかもしれませんね。

 

二分割構図

二分割

縦もしくは横を二分割にした構図。

水面への写り込みや建物の対称性を強調したいときによく使われる方法ですが、結構難しいですよね。

 

DSC_7779

写り込みと言えば、やっぱりこの場所になるわけですが正直ここは場所が良過ぎて参考にはならないですかね^^;

 

DSC_6612

こちらはイギリスの英国博物館なのですが、対称性を意識して撮ってみました。

 

二分割2

二分割構図で対称性を意識して撮る場合、水平や垂直が少しでも傾いていたら全く違った表情になってしまうので、細心の注意を心掛けたいものです。

 

三角構図

三角

奥行きや安定感を表現したい時によく用いられる構図です。手前から奥への目線の誘導に効果的な手法の1つ。

 

DSC_5421-2

これまで撮った写真を漁ってみるとマチュピチュの写真がこれに当てはまってました。

 

三角1

なんとピッタリ。マチュピチュを撮った写真の中でこの写真が一番お気に入りだったのですが、それは感覚的なもので、今回こうやって理論的に説明できてなんとなくスッキリしました。

 

DSC_8713

どこまでも続く長い道路。これも三角構図と言えますかね。

奥行きを出したいときに非常に有効な構図だと思います。

 

対角線構図

対角

斜めの対角線上に被写体をおくことで躍動感・奥行きが出る構図です。

 

DSC_1360

氷河の斜面を対角線に置き、躍動感が出るよう意識してみました。

 

対角2

DSC_1272

こちらは写真の半分を氷河で埋めることで迫力を持たせ、対角線上に人を置くことで、目線を斜め奥に誘導する役割になっています。

写真を撮るときは風景や街中に隠れている直線や曲線を見つけ、それを表現することが新しい発見に繋がるかもしれません。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

普段「どう撮っていいか分からない」と感じている方は、まず今回紹介した5つの基本構図を試してみるといいかもしれません。

おさらいしてみると

  • 日の丸構図
  • 三分割構図
  • 二分割構図
  • 三角構図
  • 対角線構図

の5つでした。

そしてこの5つに慣れてきたら、今度は5つのうち2つを組み合わせて撮ってみるなど工夫していくと、もっと面白い写真が撮れるかもしれません。応用編についてはまた別の機会に書いていきたいと思います。

もちろん、「この構図にしなければいい写真は撮れない!」というわけではありません。基本をしっかり覚えた上で自分なりの「いい写真」を探してみましょう。

 

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Hideki Mizuta
現在東回りで世界一周中。旅をしながら写真とWebを学んでいます。 旅ブログ→【Meet Source Trip】http://meetsourcetrip.com

 - デジタル一眼レフの基礎

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